近所の公園に植わっているクチナシの葉が黒っぽくなっていました。
<症状と診断結果>
下の写真のように、クチナシの葉が黒っぽくなっていました(4月初旬)。
葉の表面を虫眼鏡で見ると黒い粉のようなものが付着していました。
指でこすると取れました。
これはすす病ですね。
すす病の病徴としては、
- 葉、枝、茎の表面が黒色のすす状カビ(糸状菌)で覆われる
- アブラムシやカイガラムシなどの排泄物を栄養にして増えることが多い
- 被害が激しい時には光合成ができなくなり、木が衰弱することもある
- 一般に日当たりの悪い陰湿な環境のところに多発する
などがあります。
<防除方法>
防除方法としては
- アブラムシやカイガラムシなどを駆除する
- 風通し、日当たりを良くする
- ほこりのひどい場合は時々水洗いをする
- 茎枝ではブラシなどで菌体をこすり落とす
などがあります。
使用できる殺菌剤は見当たりませんでした。
よろしければ、下の記事もご覧下さい。